手掌多汗症の原因と対策!あなたはどのレベル?

手掌多汗症とは
手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)とは、手のひらの多汗症のことであり、手のひらから日常生活でも支障をきたすほどの量の汗が出る症状になります。
手を動かすと汗が飛び散ったり、紙を持つと濡れて破れてしまうなど、症状がひどい場合には治療が必要になるケースもあります。
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手掌多汗症の原因
手掌多汗症の原因は、はっきりとは分かっていないのが現状です。
しかし、何らかの要因によって交感神経の活動が異常に活発になっていると考えられています。
その主な要因を紹介します。
精神的ストレス
不安や緊張といった精神的ストレス状態になると、交感神経が刺激されやすくなります。
交感神経が刺激され敏感になると、発汗しやすくなり場合によっては多汗症になってしまうことがあります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは、自律神経の乱れに繋がります。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、生理や妊娠、更年期障害などがあります。
病気が潜んでいる可能性も
多汗症は以下のような病気によって引き起こされることもあります。
・甲状腺機能亢進症(バセドー病)
・甲状腺刺激ホルモン産出腫瘍
・プランマー病
・褐色細胞腫
・急性リウマチ
・生殖器障害
・糖尿病
しかし、こうした病気によっ て多汗症になる場合は、手掌多汗症のような局所的に発症するものよりも、全身多汗症といった全身になるケースが多いと言われています。
3段階の発汗レベル
手掌多汗症と一口に言っても、汗の出る量は人によって違いがあります。
発汗レベルは以下のように3段階に分けられています。
- 【レベル1】
- ⇒見た目では分かりにくいが汗ばんでいる。湿っている程度。光を当てると反射して光る。
- 【レベル2】
- ⇒濡れていると見た目で分かるほど汗ばんでいる。汗がしたたり落ちることはない。
- 【レベル3】
- ⇒水滴ができてるのが確認できるほど汗ばんでいる。汗がしたたり落ちる。
レベル1の方は軽度なので、病院に行く必要はありません。自分でできる対策を行いましょう。
レベル2の方は、病院での治療を検討するのもいいかもしれません。ただし、まずは自分でできる対策を行ってからでも遅くは無いでしょう。
レベル3の方は、日常生活においてかなり支障が出ているかと思いますので、病院での治療をおすすめします。
自分で出来る手汗対策は制汗剤を使おう
自分でできる手汗対策は、制汗剤を使った方法がおすすめです。
デトランスα手足用は、医療先進国デンマークで開発されたローションタイプの制汗剤です。
数ある手汗対策用制汗剤の中で、最も汗を抑える効 果が高いと言われているのがこの「デトランスα」です。
その効果の高さの秘密は、汗を抑える構造にあります。
デトランスαは、汗腺に直接働きかけてフタをすることで、汗そのものを抑えてしまいます。
つまり汗が肌表面に出る前に抑えてしまうのです。
効果は一日中持続し、手を洗っても効果は持続するので、わざわざ付け直す必要も無いんです。
さらに、使い続けるうちに毎日付けなくても効果が持続するようになり、1週間や10日間と効果が持続するようになります。
ひどい場合は病院での治療という選択肢も
症状がひどい場合には、病院での治療を検討してもいいかもしれません。
手掌多汗症の治療法として、主に以下のようなものがあります。
・薬物療法
・精神・心理療法
・塩化アルミニウム水溶液による治療
・イオントフォレーシス
・ボトックス注射
・ETS手術
・抗コリン薬内服
治療内容の詳細についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。↓
手汗治療にはどんな種類や効果があるの?副作用は?
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