手汗治療にはどんな種類や効果があるの?副作用は?

手汗治療にはどんな種類や効果があるの?副作用は?

手汗治療の種類

薬物療法

神経遮断薬(ブロバンサイン)などの薬物を用いて、交感神経から出る脳内伝達物質(アセチルコリン)の生成を抑えることで、手汗を止める治療法です。

注意点として、脳の伝達物質を止めるため、便秘や胃腸障害などの副作用が出る場合があります。

しっかりと医師と相談してから行う必要があります。

精神・心理療法

自律神経による作用(心拍数や発汗、血圧など)を、コントロールできるように訓練する療法です。

精神的なものが原因で手汗をかく方に有効です。

塩化アルミニウム水溶液による治療

塩化アルミニウムには収れん作用があります。

そのため、汗腺をふさいで汗を止める効果があります。

濃度20~50%ほどの塩化アルミニウム水溶液を手の平に塗ります。

イオントフォレーシス

水を入れた容器の中に手を浸し、弱い電流を流す治療法です。

電流を流して汗腺の働きを弱めることで、手汗を抑えます。

効果は高いですが、電気を流すので、心臓の弱い方やペースメーカーを使っている方は利用することができません。

ボトックス注射

最もお手軽&簡単にできる人気の手汗治療といえば、ボトックス注射でしょう。

ボトックス注射とは、無毒化したボツリヌス菌を体内に注射することで、汗の分泌を抑制する治療法です。

手汗以外にも脇汗などの治療にも使われるので、利用者は多いです。

ETS手術

ETS手術とは、手に平の内視鏡を使った手術のことであり、発汗を促す交感神経を切除する手術になります。

効果は非常に高いです。

抗コリン薬内服

抗コリン薬を服用し、神経伝達物質(アセチルコリン)の排出を抑えることで、発汗作用を抑制します。

他の治療法であまり効果が見られない時など、補助的な役割として用いられることが多いです。

治療による副作用はないの?

治療による副作用として、代償性発汗が起こる可能性があります。

手汗の治療を行うと、手の平の汗はかかなくなりますが、代わりに身体の他の部位から汗が出るようになります。

どの部位から汗がでるのか、どのくらいの量が出るのかといったことは、個人差があるので一概には言えません。

せっかく手汗が止まっても、他の部位の汗で悩むようになってしまっては元も子もありません。

そのため治療前に必ず医師と相談し、説明を受けておく必要があります。

治療なんてしないでもっと手軽に手汗を治したい

「やっぱり病院での治療は怖い…」

そんな方のために、もっと簡単お手軽に手汗を治せる方法を紹介しますね。

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