手汗の原因はストレス?交換神経の乱れ?
手汗のせいで握手が出来なかったり、恋人と手をつなぐことが出来なかったりと、あらゆる場面で障害となってきます。
手汗をたくさんかいてしまうのは、精神的要因や交換神経の乱れなど、様々な原因があります。
手汗の原因
精神的なもの
不安や緊張、ストレスなどの精神的なものが原因で、交感神経が刺激されて手汗がたくさん出ることがあります。
不安や緊張が無くなれば、汗も抑えられるのですが、「また手汗をかいてしまうのではないか」と不安な気持ちになり、悪循環に陥ってしまうケースも多いです。
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自律神経(交換神経と副交感神経)の乱れ
自律神経(交換神経と副交感神経)の乱れも、手汗をたくさんかいてしまう原因になります。
自律神経とは、心臓などの臓器や汗など、自分では意識して動かすことのできない部分に働く神経のことを言います。
特に不安や緊張もしていないのに、手汗をかいてしまう場合は、この自律神経の乱れが原因である可能性が高いです。
自律神経の乱れは、下記で紹介する生活習慣や食生活の乱れが深く関わってきます。
生活習慣の乱れ
運動不足や睡眠不足など、生活習慣が乱れていると、手汗をかきやすくなります。
特に運動不足で汗をかく機会が少なくなると、使っていない汗腺は閉じてしまいます。
反対に、使っている汗腺からは異常に発汗しやすくなります。
運動不足でも、手は仕事や家事で日常的に使うので、手の汗腺だけ正常に機能しており、手汗だけが大量に出てしまうことがあります。
食生活の乱れ
脂の多い食事や辛いものなどの刺激の強い食事ばかり摂っていると、交感神経の活動が活発になり、汗腺が刺激されて汗の量が増えます。
また、コーヒーのカフェインや、タバコのニコチンも交感神経を活発化させるので、発汗に繋がります。
さらに、肥満になって内臓脂肪や皮下脂肪が増えると、体内の熱を上手く発散させることができなくなるので、汗をかきやすくなります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れるということは、自律神経が乱れることにもなるので、手汗をかきやすくなることがあります。
更年期障害や、月経、妊娠などが原因で、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
病気
上記で紹介した原因のどれにも当てはまらないといった場合は、病気の可能性もあります。
手汗の病気として挙げられるのが「手掌多汗症」です。
手掌多汗症は、何らかの理由により手の平の神経の働きが異常に活発になり、大量の手汗をかいてしまいます。
気温に関係なく、特に何もしていなくても手汗をかいてしまいます。
多汗症になる原因ははっきりと解明されていないのが現状ですが、以下のような病気によって起こることもあると言われています。
・甲状腺機能亢進症(バセドー病)
・甲状腺刺激ホルモン産出腫瘍
・急性リウマチ
・糖尿病
・褐色細胞腫
・プランマー病
・生殖器障害
怖い話をしましたが、こうした病気から手掌多汗症になることは、極めて可能性が低いことですので、そこまで心配をする必要はありません。
ただ、低いとはいえこうした可能性があるということだけは頭に入れておくといいでしょう。
もし、どうしても心配であれば、一度医師に相談してみてもいいかもしれません。
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