風邪で汗が止まらない原因・対処法は?無理に汗をかくのはNG!

風邪を引いた時に、汗をかけば風邪が治ると思っている人は多いと思います。
しかし、風邪を引いた時に無理に汗をかくのはNGです。
適切な汗の対処をしないと、風邪が早く治るどころか危険な状態になることさえあります。
今回は風邪と汗の関係について解説します。
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風邪をひくと汗をかく原因は?
まず、風邪を引くと汗をかくことが多いと思いますが、なぜだかご存知ですか?
ウイルスは熱に弱いので、体温を上昇させてウイルスを退治しようとします。
体温が上昇しウイルスを退治すると、今度は体温を正常に戻すために汗をかいて体を冷やしていきます。
つまり、熱が出て汗をかく原因は、体がウイルスと闘って退治しているためです。
汗をたくさんかけば風邪が治るは間違い!
体がウイルスと闘って退治した時に汗をかくので、実際に汗をたくさんかいた後に、風邪が治ってきたという経験をした方も多いと思います。
そのため、「汗をたくさんかけば風邪が治るんだ!」と勘違いしてしまう方も多いようです。
汗をかくのは、あくまでも体がウイルスと闘っているということであり、無理に汗をたくさんかいたとしても風邪が治ることはありません。
むしろ無理に汗をかこうとすると脱水症状になる危険性すらあります。
無理に汗をかこうとするのではなく、水分補給をしっかりして身体を休ませてあげることが大切です 。
大量の汗をかくのは風邪が治りかけてる証拠?
すでに説明した通り、風邪を引くと体内に侵入したウイルスを退治するために体温を上昇させます。
しかし、ウイルスを退治すると体温の高い状態をキープしておく必要がないので、汗をかいて体温を正常な状態に戻そうとします。
つまり、大量の汗をかくのは、治りかけているというよりかは治している最中だということになります。
風邪をひいた時の正しい対処法
では、風邪を引いた時にどのような対処法をすれば良いのでしょうか。
無理に汗をかこうとするのではなく自然に任せる
風邪を引いた時は、無理に汗を流そうとするのではなく、自然に任せるのがベストです。
無理に厚着をして汗を流そうとすると、却って体力を消耗させる原因となり風邪の治りが遅くなります。
もちろん、寒気がする場合はしっかりと体を温めるために厚着をする必要はあります。汗を流そうと無理に厚着をする必要は無いということです。
汗をたくさんかいた時はしっかりと水分補給を
風邪で汗を大量にかいた時は脱水症状になる危険性がありますので、しっかり水分補給をするようにしてください。
一気にガブガブ飲むのではなく、こまめに飲むようにしましょう。
また、コーヒーやお茶にはカフェインが含まれており、体内の水分を排出する利尿作用があるので水分の代わりになりません。
そのため、水分の代わりにコーヒーやお茶を飲むのは控えるようにしてください。
安静にしてとにかく体を休ませる
風邪を引いた時は、とにかく安静にして体を休ませることが大切です。
風邪は自分の力で治すしかないので、余計なことをして体力を消耗しないように、じっと横になって休ませるのが一番です。
食欲がなければ無理に食べない方が良いです。食欲がないのは、栄養よりも体を休ませることを優先して!というサインなのです。
ただし、水分補給だけはしっかりするようにしてください。
まとめ
風邪と汗の関係について解説しました。
風邪を引いた時は、無理に汗をかいて余計な体力を使おうとせずに、安静にしてとにかく体を休ませることが大切です。
風邪を治すのは医者でも薬で もありません。
風邪の原因であるウイルスや細菌を退治するのは、結局は自分自身なんだということを覚えておいてくださいね。
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